DCギアドモータ・リニアアクチュエータ・ポンプ・各種ユニットの製造・販売 スリーピース株式会社

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専門用語の説明

当社ギアドモータ製品の専門用語について記しますが、その他ご不明な点は、当社営業部まで、お問い合わせください。

項目 項目
定格電圧 モータを安全にご使用いただける電圧を表します。
モータをご使用の際は、定格電圧±10%の範囲内でのご使用をお奨め致します。
この範囲外でご使用される場合は、当社営業部までご相談ください。
トルク
(mN-m)(kg・cm)(g・cm)
モータ・ギアドモータにおいての負荷数値を表します。
モータ(または、ギヤモータ)を安全にご使用いただけるトルクを、定格トルクと言います。
当社カタログに記載している単位は、3種類あります。お間違えのないようご注意ください。
回転数
(r/min)
モータ・ギアドモータの回転において、1分間あたりの回転数を表します。
定格トルクがかかっているときの回転数を、定格回転数と言います。
定格出力 モータを安全にご使用いただける出力を表します。定格出力の概略の計算方法は、次のとおりです。
定格出力[W] = 定格トルク[mNm]×定格回転数[r/min]÷10,000
回転方向
(CW ・CCW)
モータ・ギアドモータの出力軸にて、CW(時計回り)、CCW(反時計回り)の回転方向を表します。
当社では、出力軸側から見た場合の回転方向を示しております。
※KWRギアヘッドの場合は、取付側から見た回転方向を示しております。
※SWシリーズのギアヘッドの場合は、SWRタイプの出力軸側から見た回転方向を示しております。
※LGシリーズのギアヘッドの場合は、LGタイプのモータ側から見た出力軸の回転方向を示しております。
停動電流 モータ・ギアドモータを通電後、出力軸において拘束{ ロック(0回転) }した場合の電流値を表します。
カタログの記載値は出荷時のTyp値となりますが、ご使用後の停動電流値は上昇する傾向にあります。
保証値につきましては、当社営業部までお問い合わせください。(=起動電流)
起動電流 モータ・ギヤモータを通電しますと、一般的には約30msecは起動電流が流れますが、その場合の電流値を表します。(ご使用条件により、時間は変化します。)
また、起動電流を抑えてのご使用は、トラブルの原因となりますので、ご注意ください。
(=停動電流)
停動トルク モータ・ギアドモータを通電後、出力軸において拘束{ ロック(0回転) }した場合の負荷を表します。
カタログの記載値は出荷時のTyp値となりますが、ご使用後の停動トルクは変動する傾向にあります。
保証値につきましては、当社営業部までお問い合わせください。
絶縁抵抗
(Ω)
モータ入力端子とモータフレーム間での抵抗値を表します。
保証値 : D.C.500Vにて10MΩ以上(初期値)
絶縁耐圧 モータ入力端子とモータフレーム間に漏れ電流がないことを確認する項目です。
保証値 : A.C.250V(50/60Hz)にて1分間印加し異常なきこと(初期値)
モータコイル線種
(絶縁階級)
絶縁階級JIS4003に基づく。
A種 105℃ / E種 120℃ / B種 130℃ / F種 155℃ / H種 180℃
スロット数 モータ内部のロータ溝の数を言います。
数が多くなるほど、滑らかな回転になります。
PWM制御
(Pulse Width Modulation)
電圧を一定にして、パルス数を変化させてスピード制御をする方法です。
 (当社モータは様々な種類がありますので、共振しない周波数にてご使用ください。)
コギング モータの軸を手で回したときに、ゴツゴツとした反抗力を感じますが、これがコギングです。
保持トルク 通電しない状態にて、モータ・ギアドモータの出力軸から回り出すトルクです。
モータ端子間がショート状態の場合、出力軸からの回転力は若干重くなります。
整流子
(コミュテータ)
モータブラシから供給される電流をコイルに流すための役割をしています。
主成分は銅で出来ており、ブラシと摺動してモータが回転します。
モータ効率
(%)
入力に対する出力の比を、百分率で表したものです。
モータ特性表の効率のピークを超えて使用しますと、モータが発熱してトラブルの原因となります。
モータ出力
(W)
入力電力から損失分(熱になってしまうもの)をひいたものが出力になります。
回転速度[rad/s]×回転力[Nm]=モータ出力[W]になります。
運転Duty ギアドモータの連続運転・断続運転等の運転状態や負荷・回転方向・運転時間・OFF時間等、
ギアドモータの運転状態・条件のことを言います。
運転Duty比 運転Dutyの1サイクルを100%とした場合のON時間の割合のことを言います。
オーバーラン 電源をOFFしても、ロータの慣性により、モータが回り続けようとすることを言います。
単位は、回転・角度で表します。
モータを使用していくうちに、ブラシの磨耗によるブラシバネ圧の変化等の要因により、
オーバーラン量は変動する傾向にあります。
ショートブレーキ モータをSTOPさせる際に、モータの端子間を短絡させてモータを停止させる方法のことで、
オーバーラン 量を大幅に少なくすることができます。
モジュール 歯車の大きさをモジュールという値で表します。
スラスト荷重
(N)(kgf)
出力軸に対して、平行にかかる力を表します。
ラジアル荷重
(N)(kgf)
出力軸に対して、垂直にかかる力を表します。
当社では、軸受け面より10mmの位置にて保証値を定めております。
レアショート モータを通電中にロックさせたり過負荷で使用すると、モータ内部の巻線に過大な電流が流れて発熱し、 巻線の絶縁被膜が溶けて(破れて)、巻線と巻線が層間短絡し、モータが破損することが考えられます。 この現象を、レアショート(layer short)と呼んでいます。